こんにちは。すみこ(@sumiko1020)です
超音波検査士をご存知ですか?
超音波検査に携わる方なら聞いたことがある人も多いと思います。
ここでは超音波検査を始めたばかりの人へ超音波検査士の概要をお伝えしようと思います!
超音波検査士とは?
公益社団法人 日本超音波医学会が主催の認定資格です。
超音波検査の優れた技能を有する看護師・准看護師・臨床検査技師・診療放射線技師を専門の検査士として認定し、超音波医学並びに医療の向上を図り、国民の福祉に貢献することを目的としています。
要するに超音波検査において一定以上の知識や技術があることを証明することができる資格になります。
超音波検査に携わった実績として資格を持ってると提示し易い!
受験資格は?
① 看護師、准看護師、臨床検査技師、診療放射線技師の免許を有すること
② 3年以上継続して日本超音波医学会の正会員もしくは準会員、または日本超音波検査学会の正会員であること
③ 日本超音波医学会認定の超音波専門医•指導検査士の推薦が得られること
対象領域は?
以下臨床領域別に試験を行う
体表臓器・循環器・消化器・泌尿器・産婦人科・健診・血管
1回の試験で受けられるのは1領域だけだよ!
試験内容は?
① 書類審査:超音波検査実績(検診以外は20症例提出)
②筆記試験:臨床領域及び医用超音波の基礎 各35問
受験料は?
超音波医学会会員…20,000円
超音波検査学会会員…22,000円
※2019年の試験から入会している学会によって受験料が異なります!
合格した際の登録料は一律5000円です
合格率は?
1985年から2011年までの総平均合格率は70.5%ですが、現在の合格率は公表されていません。
筆記試験では基礎、臨床領域共に6割が合格ラインです。
筆記試験で不合格の場合のみ、どちらの試験で何点不足していたか通知が来るそうです
問題は回収されるから間違った問題まではわからないよ
私が思う超音波検査士をとるメリットは?
超音波検査士について、超音波検査士制度委員会から確約された現実的メリットはないと言っています(笑)
しかし多くの人が受けている試験、全くメリットがない訳がない!という事で私が思うメリットを上げていきます
その領域の超音波業務をある程度できる証明になる
試験を受けるためには症例を提出する必要があります。
どの症例を◯症例以上など指定されているので、合格者は最低でも提出した症例を検査した実績がありますし、筆記試験を通過できる程の知識があることも証明できます。
転職や超音波のアルバイトをする際に有利になる
超音波検査士は資格欄に書けますし、資格手当てが付く所もあります。
転職する際やアルバイトで超音波検査業務を探すと超音波検査士を持っている事が条件だったり、必須でなくとも優遇されるところも多いです。
その領域の知識が深まる
試験勉強をすることで普段の業務では中々見られない病気や治療法、検査法について勉強することになるので絶対に知識は深まります
特に原理の知識は知らなくても機械を動かせますが、知っておくとアーチファクトへの対応やより見やすい画像への調整ができるようになりますよ
まとめ
いかがでしたか?
超音波検査士を受けるには最短でも4年必要になります。
超音波検査士を将来受けるかもしれない人も学会には入会することをお勧めします
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