こんにちは
臨床検査技師のすみこ(@sumiko1020)です
今回は超音波検査士を受験しようか悩んでいる方へ、超音波検査士を実際に受験した私から資格取得によるメリット、デメリットを説明していこうと思います
超音波検査士についての詳しい説明はこちら
超音波検査士を取得するメリット
超音波検査関係の転職に有利
検査技師と言っても業務内容は様々あります。
生理検査しかしていない人、検体検査と生理検査を同じくらいやっている人、検体検査を主にやり、時たま生理検査に入る人……
超音波検査の経験がありますと言っても先方には貴方がどれだけ超音波検査をやってきたのか、仕事がどれぐらいできるかがわかりません
超音波検査士は貴方が最低でも20症例以上の検査を行ったこと、試験に合格するだけの知識があることの証明になります。
また、募集要項に超音波検査士取得が含まれている求人も多く、検査士を持っていると洗濯の幅が広がります
超音波に対する知識が深まる
超音波の原理なんて知らなくても検査は行えます。
しかし、知っていると機械の設定を調節できたり、アーチファイトをうまく軽減することができたりします。
普段のルーチンで見たことがない症例に当たってもその疾患の典型例を知って入れば鑑別にあげることができますし、超音波検査は知っているのといないのでは検出率にも大きな差が出ます。
検査士の勉強では普段の業務をしてるだけでは知らなかった、でも知っていると後々自分が助かるような知識を得られます。
また、超音波の勉強を漠然とするより資格取得を目標にする方が勉強のモチベーションも上がり、勉強に身が入ると思います
資格手当が付く職場もある
超音波検査士を取得したら何種類もっていても一律+○○円というところと
超音波検査士を取得したら領域毎に+○○円というところがあります
日雇のアルバイトやパートさんの求人では検査士の有無で5000円以上差が出るところもあります
5000円の差はめちゃめちゃ大きい!
超音波検査士取得に関するデメリット
お金がかかる
超音波検査士を受験し、更新をするまでに超音波検査学会なら約85,600円、超音波医学会なら約65,600円かかります。
また、資格取得のためには学会に在籍する必要があるので、年会費として7,000〜10,000円も必要です。
給料に反映されない職場もある
メリットと言っていることが違うじゃん!と思うかもしれませんが、施設毎に違うので給料が上がらない施設もあります。
転職する際に持っていると資格手当や技能手当がアップするけど、入職後に資格を取っても手当はつかない、なんてところもあるので自分の施設を確認しましょう
結局、超音波検査士は取った方がいいの?
自分の施設が超音波検査士を受験できる環境下にあるなら取得した方がいいです。
自分の施設では資格手当がつかない、尚且つ自分はこの職場に永久就職する!と決めている人にはあまりメリットがありませんが、それでも自分の知識の証明として検査士を取得している方は多いです。
超音波検査士は合格率も高く、専門性も高い資格なので是非チャレンジしてみてください
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