こんにちは
臨床検査技師のすみこ(@sumiko1020)です
今回は自分で交渉して最終的に月給が3万5千円上がった方法を書いて行こうと思います
どうして給料交渉したの?
まずは給料交渉をするに至った理由を説明していきます。
私が以前勤めていた病院は100床以上300床未満の小さな病院で新卒から5年間生理検査室に所属していました。
臨床検査技師として新卒で入職した時のお給料はこんな感じ
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基本給が17万円、臨床検査技師の資格手当が4万円で計21万円。
手取りでは17万円くらいでした。
都内勤務で17万円は正直厳しかったですが昇給もあると聞いていたのでそれを希望に頑張りました
しかし2年間での昇給額はなんと600円…
10年勤めても3000円しか上がらない!?
このままじゃダメだ…。
でも転職するにもまだ3年も勤めてないのに辞めるのも不安だし転職後も希望する分野をやれるかもわからない。
悩んだ結果自分でお給料について交渉することにしました。
自分で給料交渉した結果がこんな感じ
3万円アップで交渉した結果、基本給は5千円、職務手当は3万円と希望額より5千円多く上げてもらうことができました!
(この画像は3年目のものなので更に基本給に300円プラスされています)
交渉前に準備する事
もっとお給料を頂戴!といきなり言っても病院側もはいどうぞとはいきません
給料交渉をする前にきちんと準備を整えましょう
周囲の施設の平均額を知る
自分の給料が一般的には多いのか少ないのかをまずは調べましょう
転職の求人などを参考にして見てください。
この時、求人サイトに出てくる金額より自分の給料が少ない〜平均くらいなら交渉の価値はあります。
私の場合は平均よりやや少なかったので、求人サイトでお給料が高いところ〜平均くらいのところの詳細をコピーして交渉する際に持っていきました
自分の成果や仕事内容をまとめておく
自分がどんな成果を職場にもたらしたのかまとめた資料を用意しましょう。
資格を取得したなら取得した資格の一覧、資格がないなら行っている業務内容、業務量などをまとめておくといいです。
私は生理検査課に所属しエコーを行っていたので、月毎に行ったエコーの件数をまとめた表を作成し交渉する際に提出しました。
自分の価値が上がるタイミングを見極める
今貴方がいなくなったら困る、貴方が職場で成果を出し、より職場に貢献できる時にお給料の交渉をすると成功しやすいです。
自分の価値が上がる時、それは新しい仕事を任された時、資格を取得した時です。
資格はわかりやすい成果といえます。資格によっては病院のウリにすることもできるので積極的にアピールしましょう
病院のHPで超音波検査士を取得している技師が検査をしますと書いているところもあるよね!
私は退職者が続き、私が乳腺エコーをほぼ1人で行う状況になった時に交渉しました。
交渉の際に気をつけたこと
同じ内容でも話し方や話の持っていき方で印象は大きく変わります
お金の事は特に不信感を持たれたら今後の人間関係にも影響しますので、給料が少ないから上げて下さい!!!なんて突っ込まないようにしましょう
まずは直属の上司に相談する
私は上司を通して交渉しました。
総務課に交渉に行く場合でも上司には給料交渉をしたい旨を伝えた方がいいと思います。
総務課に交渉しても上司の耳に届く可能性は高いですし、第三者から聞くと印象が悪くなる可能性があります。
どうして交渉したいのか、上司をしっかり納得させられる内容なら総務課に交渉する際も有効な可能性が高いですし、上司も口添えしてくれるかもしれません
ネガティブな言葉や態度は避ける
給料を上げてくれないなら辞めます!!
いきなりこれを言うのも一つの方法ではありますが、なら辞めていいよ。と言われる可能性もあります。何より辞める事を盾に取るのは印象が良くありません。
辞職をちらつかせて強気に交渉するのは辞める覚悟ができてる場合に最終手段としましょう。
交渉する場合はポジティブな理由を先に言うと効果的です。
「5年、10年後もここで頑張っていきたいと思っている」
「仕事も任されるようになり、やりがいと責任を感じている」
「今後はこのような資格を取得し、この病院にこのような形で貢献したいと思う」
このようにポジティブな内容を話し、その後にお給料をあげてほしい理由を伝えましょう。
やる気をアピールすると話を聞いてくれやすくなるよ
理由は成果を全面に出して伝える
ポジティブな内容を枕詞につけたらよいよ交渉です。理由は具体的に言った方がいいです。
「今回○○の仕事が増えたため」
「○○という資格も取得し、これくらい病院の役に立てる」
このように自分の成果を具体的に伝えましょう
相手が感情を重視するタイプなら「奨学金の返済もあり、今のお給料では生活が厳しい」など正直に伝えるのも効果的です
金額は具体的に伝える
具体的にいくら上げて欲しいのか希望額は決めて交渉に臨みましょう。
いくら上げて欲しいの?と聞かれた時に具体的な金額な言えない、突拍子もない金額を求めるなどをしてしまうと一気に交渉は難しくなります。
逆に金額の根拠もあると尚交渉しやすいです
今のお給料だと安すぎるから上げて欲しいです
○○の資格を持っている場合のお給料の相場が○○円なので、3万円上げていただけたらと考えています
説得力が違いますよね?
私の場合は資格を持っていなかったので、周囲の病院の基本給の相場と乳腺エコーのために派遣の技師を呼ぶ場合の費用の資料、現在の自分が行った検査数を月毎にまとめた表を用意し、3万円アップを希望しました。
交渉の注意点
返答を伸ばされたら期限を決める
すぐには決められない、検討すると言われた場合はいつまでに返答を貰えるか確認しましょう。
具体的な期限がないとそのまま先延ばしにされて忘られてしまう可能性もあります
交渉=喧嘩ではない
交渉は言い争うものでも相手を負かすものでもありません。お互い納得して行うものです。
相手も人間ですので、喧嘩腰や高圧的な態度ではうまく行くものも失敗します。今後も付き合い続ける相手だと言うことを念頭に置きましょう
断られた時の事も考えておく
交渉ですから失敗する可能性もあります。給料アップ自体無理なのか、希望額までは難しいが給料自体は少しでも上がるのかにもよるとは思いますがその際どうするかも交渉前に考えておくと落ち着いて対応できます。
まとめ
いかがでしたか?
お給料に不満を持っている人は多いと思います。
自分が交渉なんて無理…なんて思わず一度チャレンジしてみるのはどうでしょか
事前に準備をして交渉するタイミングを焦らず見極めれば希望金額よりアップしてもらえた!なんてこともあり得ます
お給料は仕事のモチベーションにも大きく影響するものなので参考にしてみてください
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