スポンサーリンク
スポンサーリンク

肝臓の解剖生理と区域

スポンサーリンク
スポンサーリンク
消化器

こんにちは

臨床検査技師のすみこです

今回は肝臓の解剖生理について詳しく説明します

 

スポンサーリンク

肝臓の解剖、大きさ、位置

肝臓の解剖

肝臓は肝実質細胞(肝細胞)と肝非実質細胞(伊東細胞、胆管上皮細胞、血管内皮細胞)からなっています。

肝細胞が集まったものを小葉と言います

肝臓は肝小葉とそれを取り囲む結合組織(グリソン鞘)により形成され、その中心部には中心静脈を認めます

また、グリソン鞘内には胆管と門脈、肝動脈が走行しています

 

 

重さ

男性1,000g〜1,300g

女性900g〜1,000g

位置

右上腹部を占めるように位置します

上面は横隔膜の下面に沿うようにあり横隔面とも呼ばれます

下面は右季肋部~心窩部に至り、結腸、胃、右腎など多くの臓器と接していることから臓器面とも呼ばれます

肝臓の大部分は腹膜(漿膜)に覆われていますが、上部の背面側(右葉後区域上部【S7】)には腹膜がなく、横隔膜に付着しています。(無漿膜野)

FASTのエコー像(右胸腔、左胸腔) | 看護roo![カンゴルー]
右胸腔と左胸腔のFASTのエコー像を紹介! エコー像を見分けるためのコツと、検査前後のサポートについて、どの教科書よりもわかりやすく、看護師(ナース)向けにわかりやすく解説します。

 

無漿膜野に液体貯留があったら右胸水を考えよう

 

 

肝臓の働き

肝臓は大きく3つの働きをしています

物質の合成、代謝、栄養の貯蔵

蛋白、脂質、糖質の代謝、ビリルビンの合成を行います

蛋白、アミノ酸代謝

1.アミノ基転移

2.尿素生成

3血漿蛋白生成

脂質代謝

1.リポ蛋白生成

2.コレステロールの生合成

3.脂肪酸分解

糖質代謝

1.血糖の調整(グリコーゲンの生成、貯蔵)

2.エネルギー生成(解糖系、TCA回路)

 

胆汁の生成

胆汁は肝臓で1日あたり500〜1500mL分泌されます

分泌された胆汁は胆細管→肝内胆管→左右肝管 → 総肝管→(胆嚢)→総胆管を通り最終的にVater papillaより十二指腸に分泌されます

 

解毒作用

1.アルコールや薬物の無害化

2.ビタミン、ホルモンの活性、不活性化

3.細菌を殺菌

肝臓の区域

超音波検査では腫瘤の位置も重要な所見にあるので、しっかりと区域を分けれられるようにしましょう。

肝臓は解剖学的区分と臨床的区分がありますが、脈管の走行と関係し、病変の局在と治療に直結するため、臨床的区分の方を使用します。

臨床的区分にはCouinaud分類とHealey &Schroy分類が広く用いられています。

Healey &Schroy分類

Healey &Schroyの分類法は門脈の分岐を軸に左右両葉を2区域に分ける方法です

これにより外側区域、内側区域、前区域、後区域の4区域に分類します

もしくは内側区域を尾状葉、方形葉に分け5区域に分類したものを言います

Couinaud分類

Couinaud分類ではHealey &Schroy分類の外側区域、前区域、後区域を上下に分け、8つの亜区域(S1〜8)に分類します

超音波所見でも使用される分類ですので区域の名前と位置は一致させておきましょう

 

      

Couinaudの亜区域分類方法

区域は血管や靭帯などを目安に区分できます

超音波検査を行う際は以下を参考に区域を判断しましょう

尾状葉(S1)と内側区域(S4)

門脈横行部

左葉前外側区域(S3)と後外側区域(S2)

左肝静脈、門脈枝P2とP3

肝左葉外側区域(S2/3)と内側区域(S4)

肝鎌状靱帯(falciform ligamentum)、肝円策、矢状裂溝、静脈管策、門脈左枝臍部

右葉(S5/8)と左葉(S4)の区分

肝主葉裂溝、中肝静脈

肝主葉裂溝は胆嚢窩と下大静脈を結ぶ仮想の線(Cantlie’s line)にも一致するよ

右葉前区域(S8/5)と後区域(S7/6)

右肝静脈

右葉前上区域(S8)と前下区域(S5)

門脈枝P8とP5

右葉後上区域(S7)と後下区域(S6)

門脈枝P7とP6

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました