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胆嚢の解剖生理

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消化器

こんにちは

臨床検査技師のすみこ(@sumiko1020)です

今回は胆嚢の解剖生理について詳しく説明していきます

 

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胆嚢の位置

肝右葉と左葉の境界面にある胆嚢窩に位置します

胆嚢壁上面は肝下面に接し、頸部側は胆嚢床に固定されています。

胆嚢遊離面は漿膜に覆われています

胆嚢の解剖・機能

解剖学的区分では胆嚢管の連続する上部1/3を頸部、中央を体部、胆嚢管から最も遠位側1/3を底部と言います

体部と頸部の間には漏斗状を呈するハルトマン嚢が形成され、ここはよく胆嚢結石の嵌頓部位になります。

胆嚢は肝臓で生成された500〜1500ml/日の胆汁を一時的に貯留する臓器です

胆嚢に貯蔵された胆汁は1時間あたり20%ほど吸収されます。

このとき、胆汁酸、コレステロール、ビリルビンなどは再吸収されず、最初は黄金色を呈していた胆汁は濃縮され黄褐色〜緑茶色へと変化します。

 

胆嚢の大きさ、構造

大きさ

長 径 6〜8㎝

短 径 2〜3㎝

壁の厚み3㎜以下

容 量 30〜50ml

短径が3.5㎝以上の場合は腫大とする

 

長径の大きさは形態に個人差が大きいので病的意義はないとされてるよ

胆嚢の壁の測り方

胆嚢壁は空腹時は1〜2㎜(3㎜以下)が基準値ですが、食後は4〜7㎜に変化し、胆嚢自体も収縮してしまうので、必ず食事の有無は確認しましょう。

また、胆嚢の壁は必ず肝側の体部を計測する決まりがあります。

 

胆嚢壁の3層構造

空腹時における胆嚢壁の超音波像は通常内腔側から高エコー、低エコー、高エコーの3層構造を示します。

1層高エコー:内腔との境界+粘膜層(経腹エコーでは不明瞭なこともある)

2層低エコー:固有筋層+漿膜下浅部線維層

3層高エコー:漿膜深部脂肪層+漿膜層+境界エコー

 

 

癌は第2層部分にできる!

 

 

胆嚢壁と結腸壁の壁構造の違い

胆嚢壁では結腸壁と違い、粘膜筋板と粘膜下層が欠如しています。

また、肝臓に付着する胆嚢床では漿膜もありません

防護壁となる粘膜筋板がないため、炎症が周囲へ波及しやすす、癌も周辺臓器へ進展しやすいと言われています。

ちなみに胆嚢癌は漿膜に浸潤していたら進行癌、固有筋層内に留まっているものは早期癌と分類されます

 

エコーでは進行癌か早期癌かはわからないよ

胆嚢の血管

 

動脈系

胆嚢動脈は右肝動脈から分岐した血管です。

右肝動脈から分岐後、Calot三角内を通過し、胆嚢へ血液を流入します。

 

Calot三角

Calot三角とは総肝管、胆嚢管、肝下面を結ぶ三角部を言います。

胆嚢摘出術に際し、総肝管、胆嚢管、右肝管、胆嚢動脈などを誤認して損傷しやすい場所で、手術する上で重要な部分となります。

 

 

静脈系

胆嚢壁内静脈は胆嚢床は肝内門脈右枝へ、それ以外の胆嚢は胆嚢静脈を経て門脈へ流入します。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

胆嚢の壁構造は特徴的なので忘れないようにしましょう

胆管は様々な血管の間を通ったり、腹側を通ったり背側を通ったりと解剖がややこしいので、まずは胆嚢〜胆嚢管までの流入血管や解剖をしっかり覚えてくださいね

 

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